【業務用エアコン】新規設置工事 天井カセット形 4馬力 ツインタイプ 愛知県半田市 研究所内作業場




ポイント
今回は、愛知県半田市で山車の修復や保全、飾りや模型などの展示をされている研究所様の作業場に業務用エアコンを新規設置してきましたので、その模様をお伝えしていきたいと思います!
実は、今年春ごろにも敷地内にある別の場所で設置工事のご依頼を頂いていまして、今回で2度目のご依頼となりました。
早速お客様のもとへ伺い、現在の状況確認をし新たに取付る予定の場所を確認しました。
エイティーズでは、このときにお客様からのヒアリングを重視しています。
なぜなら、エアコンをどのように使いたいかによって提案の内容が全然違ってくるからです。
■エアコンの容量や設置場所は何を基準にすれば良いの?
→まず、エアコンの容量は平米数から必要最低容量を出すことができます。これは、メーカーのカタログを参考にしたりネット検索で「エアコン 平米数」等と入れて頂くと出てきますので、業者さんと打ち合わせをする前に一度見ておいた方が良いと思います。
ただし、ここで出てきた容量は必要最低基準のものでここから熱源の有無や部屋の構造や間取りを考慮し、さらに空間をしっかりと全体的に空調したいのか、それともスポット的にしたいのか、または人を中心に空調したいのか、これらを考慮してお客様が一番求めているものから容量や機器の選定をしなければなりません。
数字だけで、「50㎡だから3馬力相当でいいな」とやってしまうと、いざ使い始めたときに効きが悪かったり、上手く風が行き渡っていなかったりなんてことが起きてしまいます。
次に、設置場所ですが先ほどもお伝えしたように、どのように空調したいかによって変わります。
空間全体的に効かしていきたいのであれば、室内機の数が増えていくでしょうし、スポット的にでよければ台数は少なくなる代わりに温度ムラが起きやすくなります。
また、建物の設計上取付が出来ないような場合も出てきてしまうので必ずしも希望通りに設置することが出来ない事もあります。場合によっては必要に応じて、間取り変更や設計変更を考えなければならないケースもあります。
このように、エアコンは種類や組み合わせが多岐にわたるので安易に「これでいいや」と決めてしまうのは危険です。
あとあとトラブルや後悔をしないように自身でもある程度の知識と要望を持って、専門家と一緒に決めていく事が重要となります。
■使い勝手から天井カセット形に決定!!
これらを総合的に判断しお客様ともたくさんお話をして、機器選定を行いました。
お客様とのヒアリング内容をまとめると...
・作業場内は簡素に建ててあるので、夏冬は一般的な建物に比べかなり暑くて寒い
・空間全体的にというよりは、作業の効率が落ちない程度でいい
・たまに数十人規模のイベントを行うので、人に対してもそれなりには効かせたい
・予算もできるだけ抑えたいのでリーズナブルな機種で提案希望
といった内容をご希望でした。
こちらの情報を基に、リーズナブルで且つ最適なご提案を行い天井カセット形ツインタイプに決定となりました。
■いよいよ、工事に取り掛かります
まず新しいエアコンを設置できるように下準備をしていきます。
設置場所は、打合せ時に決定しているのでそのまま進めていきます。
鋼材を鉄骨から吊下げ、室内機の吊元を作っていきます。

吊元が出来たら、配管やドレン管(排水管)を配管していきます。

室内機は1台の室外機で2台動くタイプなので、室内機も2台あります。当然、吊元や配管も2台分行いますのでそれなりに時間がかかります。
それぞれ、手分けして作業を行い室内機を据付ていきます。

こんな感じになります。
室内機はおよそ30kg程度なので、しっかりと固定をし冷媒管やドレン管も漏れが無いように確実に繋いでいきます。
■筋トレ必須!!室外機重量89kgを建物裏まで運搬!!
室内機を取り付けたら、いよいよ次は室外機を設置していきます。
室外機は、建物真裏にある場所に設置するので人力で手運びします。ただ道中の道幅が80cmもないくらいなので思うようには運搬できません。

おお〜、ちゃんと据えられていますね。
まぁ、体力自慢の2人で運んでるのでこれくらいは余裕でいけます(苦笑)
配管やドレン管も接続されています。
室外機と前のブロックの間が狭いのでこのままだと、ショートサーキット(自ら吹き出した熱をエアコンが吸ってしまいエアコンが運転を止めてしまう現象)を起こしかねないので後日風向ガイドという風向きを変えてくれるオプション品を取り付けます。
そして室内に戻り、化粧パネルを設置していきます。

今回はブラックパネルをご希望だったので、仕上り具合はこんな感じになりました。
個人的には好きな仕上りです。
そして最後にリモコンを取付て、電源を投入していよいよ試運転です。
この瞬間が毎回楽しみです!!

運転状態を確認して、排水の確認も同時に行い無事工事完了となりました。
ちょっとここでせっかくなので、ドレンポンプがどのように排水を行うのか動画でご紹介をしたいと思います。※2分半頃から水が流れてきます。
■いよいよ体感の時間
これまでエアコンが無かった空間なので、有ると無いでは雲泥の差です。
ご予算の関係もあって容量としてそこまで余裕のあるモノを入れることは出来なかったのですが、作業するには十分な効き具合で
お客様にも満足頂けて、僕らも疲れが吹っ飛びました。

■まとめ
株式会社エイティーズでは、お客様との時間を大切にしています。
他社さんでは言わない事も、お客様の利益になることはお伝えしていきます。
場合によっては、エアコンを取り付けることを止める場合もあります。
不必要な場所に、何十万もする費用をかける必要性がないと判断したからです。
もちろん、言いっ放しでは終わりませんのでご安心ください。
お客様が抱えている本当の悩みを引き出し、改善策を一緒に考えて形にしていくお手伝いをすることがエイティーズの得意とするスタイルなので、エアコンの事なら何でもご相談ください。